日経マーケット・アクセス
一般公開記事 (2007年8月31日)
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― 定点観測「インターネット視聴率」 ― 電子書籍サイトのリーチ トップの「Yahoo!コミック」が前月から1.5倍に急増 家庭からの視聴率(2007年2月〜7月の結果):(ビデオリサーチインタラクティブ調べ) |
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図1a●電子書籍サイトへの 家庭からのアクセス推移 (2007年7月の上位3サイト,2007年2月〜7月の結果実績) データのダウンロード |
ビデオリサーチインタラクティブがインターネットを自宅で利用する全国約1万5000人の視聴行動を分析した「インターネット・オーディエンス調査」の2007年7月分の結果を報告する。今月のトピック関連のサイト視聴率(リーチ)*1)と視聴者属性を図1aと図1bに,WWWサイト全体のリーチを下の図2に示した。
*1)リーチとは,ある一定期間に特定のドメインやWWWページを視聴した人の割合(%)。広告分野で使われる「累積到達率」(一定期間に広告を見た人の割合)と同様の概念である。調査するドメイン下のWWWページを,各月に1回以上見た人の比率をそのドメインのリーチ(%)とした。
今月のトピックは「電子書籍」。電子書籍サイトは書籍の内容をデジタル・データ化し,パソコンなどにダウンロードして閲覧できるサービスを提供する。在庫切れの影響がなく思い立ったときに気軽に読むことができ,また既に絶版となっている作品の閲覧も可能になるなどの利点がある。ブロードバンドの普及,専用ブラウザー(ビューワー)の使用による著作権管理といった利用環境の整備が進んだことにより,コンテンツの利用状況が注目される分野である。
今回収録対象としたのは「Yahoo!コミック」(comics.yahoo.co.jp,ヤフーが運営),「パピレス」(papy.co.jp,パピレスが運営),「eBook Japan」(ebookjapan.jp,イーブック イニシアティブ ジャパンが運営)の3サイトである。3サイトのリーチはいずれも数%規模だったので,推定接触者数でグラフ化した。
2007年7月の3サイトの中で接触者が最も多かったのは,ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」内で提供されている「Yahoo!コミック」。推定接触者数は約89万人だった。これは7月の国内のインターネット・ユーザ全体に占める比率(リーチ)で2.6%となる。次いで,約6万7000冊(2007年8月現在)の掲載冊数を誇る「パピレス」が約40万人(同1.2%),「eBook Japan」が10万人(同0.3%)となった。
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図1b●電子書籍サイトへのアクセス者属性 (2007年7月実績) データのダウンロード 【参考図表】 (年間購読会員ページからアクセス可能) 表1●自宅からのリーチ上位100ドメイン (2007年7月実績) |
各サイトの最近6カ月の接触者数の推移を見ると,「Yahoo!コミック」が今年2月時点の推定接触者数約57万人から,3月には一時72万人に増加。その後3月〜6月は50万人台が続いたが,7月に再び上昇して約89万人となった(前月から1.5倍)。「パピレス」は2月時点では推定接触者数21万だったが徐々に増加し,7月には41万人と6カ月間で約2倍の接触者数となった。「eBook Japan」は3月以降,10万人前後の接触者数を維持している。
各サイト接触者の構成比率は,「Yahoo!コミック」が男女比がほぼ半々となっているのに対して,「パピレス」と「eBook Japan」は約7:3と男性が多い。また性別,年齢別の構成比率では,「Yahoo!コミック」がインターネット・ユーザー全体の構成比率と比べて,「女性20〜34歳」「女性35〜49歳」の比率が高い一方,「男性50歳以上」の比率が低い。コミックに特化している同サイトの特性が表れた形となっている。
男性ユーザーの比率が高かった「パピレス」と「eBook Japan」を比べると,「パピレス」は「男性35〜49歳が最も多く,続いて男性50歳以上,男性20〜34歳の順だったのに対して,「eBookJapan」の男性ユーザーで最も多いのは50歳以上だった。これに男性20〜34歳,男性35〜49歳と続き,ユーザー属性の違いが見られる。また「eBookJapan」では「女性20〜34歳」の比率が約23%と高いのも特徴と言える。
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